Pythonは数あるプログラミング言語の中でも学習しやすく応用範囲も広いという特徴があります。また人工知能の開発やデータ分析でも使用されることが多くこれから省力化や自動化を進めるうえでも適したプログラミング言語です。とはいえ初めてプログラミング言語に触れる方からすれば始めること自体に少し抵抗があるかと思いますのでひとつひとつ手順を追っていこうと思います。
プログラムというのはプログラムのコードを書いただけではそれを動かすことはできず、動かすための実行環境というものをPCにインストールしなければなりません。他の方の記事では一般的にインターネットに接続できる環境でのインストール方法が紹介されていると思いますが業務で使用するPCの場合、ネットに接続できないこともあるかと思います。この記事はまずこの実行環境をWindowsPCにオフラインでインストールする方法を解説します。プログラミングをしていく上でコマンド操作はほぼ必須となりますのでWindowsをお使いの方はPowershellの使い方にもある程度触れておく必要があります。
環境構築の流れ
オフライン環境でPythonをインストールするには次のようなステップを踏みます。
- オンライン環境で必要なファイルをダウンロード
- USBメモリなどでオフライン環境に転送
- オフライン側でインストール・設定を実行
必要なもの
| 種類 | 用途 |
|---|---|
| オンライン環境PC | ファイルをダウンロードするため |
| オフライン環境PC | Pythonを構築したい対象 |
| USBメモリ | ファイル転送用(2GB以上推奨) |
| 管理者権限 | インストール時に必要になる場合あり |
Python本体をオフラインでインストールする
Pythonインストーラーをダウンロード(オンラインPC)
- 公式サイトにアクセス
https://www.python.org/downloads/windows/ - 「Windows installer (64-bit)」をクリックして
.exeファイルをダウンロードします。 - ダウンロードしたファイルをUSBメモリにコピーします。
オフラインPCでインストール
- USBをオフラインPCに挿入
- ダウンロードした
.exeをダブルクリック - 「Add Python to PATH」にチェックを入れて「Install Now」
これでPython本体のインストールは完了です。
pipパッケージをオフラインで導入する
オンラインPCで必要パッケージをダウンロード
インターネットに接続できるPCのPowershellで以下のコマンドでファイル(.whl)をダウンロードします。
pip donwload [ライブラリ名] -d [ダウンロード先フォルダ]
例)pip download pyautogui -d C:\Users\sample\デスクトップ
-d オプションをつけないと(pip downlod [ライブラリ名])、現在のフォルダにダウンロードされます。sampleはご自身のPCのユーザー名に合わせてください。
pwdコマンドで現在の位置がわかり、lsコマンドで現在位置にあるフォルダやファイル一覧が表示され、cdコマンドでフォルダの移動ができます。
オフラインPCに.whlファイルを移動
ダウンロードしたライブラリをUSBメモリなどでインストールしたいPCに移動しましょう。
オフライン環境でインストール
オフラインPCでPowershellを開き以下のコマンドを実行します。コピー元フォルダはUSBメモリにコピーしたフォルダになります。
pip install --no-index --find-links=[コピー先フォルダ] [ライブラリ名]
例) pip install –no-index –find-links=E:¥ pyautogui
インストール環境確認
以下のコマンドを実行してインストールしたライブラリ名があることを確認してください。
pip list
まとめ
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1 | オンラインPCでPythonインストーラーを取得 |
| 2 | パッケージを pip download で保存 |
| 3 | USBでオフラインPCへ転送 |
| 4 | pip install --no-index でオフラインインストール |


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